導入事例 | 請求管理・業務システム(ソフト)「 請求管理ロボ 」

株式会社Nintの導入事例

左:DXディビジョン CRMユニットリーダー 城間 沙紀
右:DXディビジョン 泉 美沙

年間約480時間の作業時間を削減!請求担当のみに集中していた支払い情報をオープンにし、未収金対応を改善

< 導入前の課題 >
  • 複数契約や支払い条件の違いによる請求業務の煩雑化
  • スプレッドシートによる手作業での入金消込が手間で、ヒューマンエラーのリスクが高い
  • 未収金対応に多くの時間がかかり、催促対応に年間約50時間を費やしていた
< 導入後の変化 >
  • 請求書作成や入金消込が自動化され、年間約480時間の作業時間削減を見込んでいる
  • 支払い情報がSalesforce®に集約され、部署間の連携や情報確認が容易になり、コミュニケーションコストが削減
  • 自動催促メールにより、未収顧客の76%が支払いを行い、未収金対応の効率が向上

煩雑な請求業務や未収金対応に追われ、毎月の業務負担が増え続けていた株式会社Nint。そんな中、導入したのが「請求管理ロボ for Salesforce」です。自動化を進めることで、複数契約に対応した請求フローの効率化や、ヒューマンエラーのリスクの軽減に成功。その結果、年間で数百時間におよぶ業務時間の削減を見込んでいます。当時の課題や導入の決め手についてお話を伺いました。

データで世界を自由にする株式会社Nint

世界最大のEC市場である中国のサービス展開で得た知見を生かし、2014年から日本の大手ECモールや中国の越境ECに関するデータ分析サービス「Nint ECommerce」を提供しています。

日本国内主要大手ECモール内の各商品カテゴリー・人気ショップの売上推移や広告戦略などのマーケティング施策を見える化する日本初の画期的なサービスとして、累計1,300社超の導入実績があります。

これからもさらなる技術革新を追求し、ユーザーのニーズに応えるため、特にデータ分析の高度化と新たな市場への展開に注力することで、持続的な成長を目指しています。

契約や支払い条件が各社で異なり、請求業務が煩雑化

Nintでは、主にSaaS(サブスクリプション型)とスポット商品の2つのビジネスモデルで事業を展開しています。特にSaaSが主力商品となっており、年間契約を基本としながら、契約期間中にオプションメニューを追加購入できる仕組みを提供しています。さらに、スポット型商品の販売も行っており、顧客のニーズに応じて柔軟な商品提供が可能です。

請求業務においては、SaaS商品の特性に合わせて一括払いと分割払いの両方に対応しており、顧客の要望に応じた柔軟な支払い期限の設定も可能です。しかし、ひとつの取引先に対して複数の契約が発生するケースが多いため、請求業務が煩雑化しやすくなるという課題も抱えていました。

後工程の入金消込と催促に課題、月末に業務が集中

業務フローとしては、契約の締結から請求書の発行、そして売掛金の回収に至るまでのプロセスが以下のように進行します。

①契約締結(受注)
②マネージャーによる契約内容の確認と承認
③請求・売上内容の確定
④請求書の発行(契約開始月に発行)
⑤スプレッドシートでの入金消込
⑥未収企業への催促(支払期限超過後2営業日以内)

このフローのうち、①から④はSalesforce®上である程度自動で処理していましたが、⑤の入金消込と⑥の未収金対応はスプレッドシートを使った手作業で行われており、手間がかかるだけでなく人的ミスのリスクも伴っていました。特に支払いは月末に集中するため、月末の最終営業日には担当者が張り付いて作業を行わなければならない点が課題でした。

年間約50時間も催促・督促に費やし、非効率になっていた

プロダクト導入前、当社が直面していた課題は多岐にわたります。まず、請求業務においては企業ごとに契約数や支払期限、支払い方法が異なるため、煩雑なプロセスが課題となっていました。

また、請求書の発行が各契約ごとに分かれてしまい、合計請求書の作成が簡単にできないという問題もありました。加えて、Salesforce®上で毎日手動で請求書発行ボタンを押す必要があり、送付メールに同報機能がなく個別で送信されてしまい、非効率的でした。

債権管理に関しても、毎日2回、経理担当者が銀行の入金データを消込担当者に手渡しし、スプレッドシート上で入金を消し込んでいました。このプロセスには手間がかかり、ヒューマンエラーのリスクが常につきまとっていました。結果として、未収は全体の5〜10%にのぼり、年間約50時間が催促・督促対応に費やされていました。

豊富な機能を備えたシステムで、消込・催促の課題まで解決

これらの課題を解決するため複数のサービスを比較した結果、当社の「こういうことを叶えたい」という細かい要望に応じる機能が備わっていたことが決め手となり、「請求管理ロボ for Salesforce」の導入に至りました。

特に金融機関の入金情報を自動で取得して入金消込まで行ってくれる機能は、月末に集中しがちな消込・催促の工数削減になるのではと考えていました。また、請求書送付の予約機能も便利だと感じました。

情報共有と自動催促により、未収顧客の約76%が速やかに支払い

「請求管理ロボ for Salesforce」の導入によって、請求業務全体にかかる工数を大幅に削減することができました。特に、入金消込の自動化が実現したことで、スプレッドシートを使用する必要がなくなり、処理エラーやデータバックアップの手間も解消されました。その結果、ヒューマンエラーのリスクが軽減され、年間で約480時間の作業時間削減が見込まれています。

また、支払いのトラッキングや未収金の管理も大幅に向上しました。Salesforce®に支払い情報が集約されたことで、これまで請求担当者だけで管理していた情報が営業担当者にも共有され、営業担当者が自ら状況を確認できるようになりました。

特に顧客への未収の際の支払いリマインドメールが自動化されたことで、手動で対応していた催促連絡が不要となり、営業担当者の工数も大幅に削減されました。自動メールを送付した結果、未収顧客のうち約76%が速やかに支払いを行ったことが確認され、未収金対応の効率も大幅に改善されています。

お客様概要

株式会社Nint
代表取締役社長:吉野 順子
設立:2019年2月(2018年4月創業)
事業内容:ECデータ分析サービスの提供
企業サイト: https://www.nint.jp/corp/
サービスサイト: https://www.nint.jp/ec/

10万件/月以上の請求書に対応!導入企業700社以上の実績

サービス詳細や他社比較を知りたい方

資料ダウンロード(無料)

お見積りをしたい方

料金を見る

受付時間:平日9:00〜18:00
(年末年始を除く)