モバイル決済とは?モバイル決済の種類や導入方法を解説
モバイル決済が日常に浸透し、勤め先や自営業のビジネスに導入したいとお考えの方も増えていらっしゃることと思います。
そこでこの記事では、モバイル決済の基本知識や種類から、モバイル決済の導入方法や導入するメリットまで、わかりやすく解説します。
モバイル決済とは
モバイル決済とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を利用して行う決済方法の総称です。現金やプラスチックのクレジットカードを使わずに支払いを完了させることができます。
モバイル決済の歴史は意外と古く、1999年のiモードでのキャリア決済を始まりとして、2004年には携帯電話にFeliCaチップを搭載した「おサイフケータイ」、2006年のモバイルSuicaサービスの開始などによって発展してきました。
また、2010年代前半には、「NFC」(Near Field Communication:近距離無線通信)を利用したGoogle WalletやApple Payなど非接触によるタッチ決済が進化。2010年代後半には、PayPay、LINE Pay、楽天ペイなど多数のQRコード決済サービスが利用者の裾野を拡大し、2019年は国内の「QRコード決済元年」「キャッシュレス元年」と呼ばれるようになりました。
そして2020年代の現在、こうした各種サービスがより普及し、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
このように、約四半世紀の間に進化を遂げてきたモバイル決済は、技術革新や社会情勢の変化に合わせて、今後もさらなる発展と需要拡大が見込まれています。
モバイル決済の種類
モバイル決済サービスには、大きく分けて「QRコード決済」「電子マネー」「NFC決済」「キャリア決済」の4種類があります。以下で詳しくみていきましょう。
QRコード決済
QRコード決済とは、スマートフォンに表示されたQRコードやバーコードを読み取ることで、現金を使わずに支払いができるキャッシュレス決済方法です。
QRコード決済の仕組みは、大きく分けて「ストアスキャン方式」と「ユーザースキャン方式」の2つがあります。
ストアスキャン方式は、ユーザーはスマートフォンにQRコードを表示させ、店舗側がそれを読み取って決済します。
ユーザーは事前にQRコード決済アプリにクレジットカードや銀行口座を登録しておく必要があります。
ユーザースキャン方式は、店舗側がQRコードを表示し、ユーザーがそれをスマートフォンで読み取って決済します。
ユーザーはQRコード決済アプリ上で支払金額を入力し、決済を完了させます。
電子マネー
モバイル決済における電子マネーとは、FeliCa技術を利用して、スマートフォンなどのモバイル端末に電子的な価値(金銭的価値)を記録して決済に利用できる仕組みです。
代表的なものとしては、交通系のモバイルSuicaやモバイルPASMO、流通系のモバイルnanacoや楽天Edyなどがあり、これらは「おサイフケータイ」やiPhoneのFeliCa機能を通じて利用できます。
専用の読み取り機にスマートフォンをかざすだけで支払いが完了する手軽さから日常的な決済手段として定着しており、ICカード型の電子マネーの利便性を私たちが普段から持ち歩くスマートフォンで実現した支払い方法といえます。
NFC決済
NFC決済とは、スマートフォンなどのモバイル端末に搭載された「NFC」(Near Field Communication:近距離無線通信)の機能を使用し、クレジットカードやデビットカードの情報を登録して行う非接触決済のことです。
代表的なサービスとしては、Apple PayやGoogle Payなどがあります。
仕組みとしては、事前にクレジットカードやデビットカードの情報をスマートフォンに登録しておき、決済時には端末を読み取り機にかざすだけで支払いが完了するというものです。モバイル端末自体には金銭的価値を記録せず、登録したカードで決済を行います。
なお、日本では2016年のApple Pay参入時に、NFCに加えてFeliCa対応も行われ、電子マネーとの併用が可能になるなど、独自の発展を遂げています。
キャリア決済
キャリア決済とは、商品やサービスの代金を携帯電話会社(キャリア)の通信料金と合わせて支払うことができる決済サービスです。
仕組みとしては、オンラインショッピングやアプリ内での購入時に、支払い方法として「キャリア決済」を選択すると、携帯電話番号による本人確認が行われ、認証が完了すると決済が成立というものです。購入代金は、月々の携帯電話料金の請求に合算されます。
モバイル決済を導入しないことによるデメリット
では、ここまで解説してきたモバイル決済の手段を導入しないと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
事業者側と消費者側の視点から、主に以下のポイントが挙げられます。
事業者側のデメリット
・若年層を中心とした顧客の取り逃し
・現金管理にかかるコストと手間(現金の確認、釣銭準備、金融機関への入金など)が継続
・消費者の購買機会の損失(現金を持ち合わせていない客の購入見送り)
・会計処理の非効率さ(手動での売上集計、現金管理に伴う手作業)が続く
・競合店との差別化要因の欠如
・キャッシュレス決済に関連したキャンペーンやポイント還元への参加機会の損失
消費者側のデメリット
・現金を持ち歩く必要があり、紛失や盗難のリスク
・支払い時の手間(財布を出す、小銭を数える)が省けない
・支払い履歴の自動記録や家計管理アプリとの連携ができない
・各種ポイントやキャッシュバックを受けられない
・高額商品購入時に現金を持ち歩くリスクと不便さ
・緊急時や予定外の支出への対応が困難
このように、モバイル決済を導入しないことは、事業者・消費者双方にとって、利便性や経済的利益の機会損失につながるデメリットがあるのです。
モバイル決済を簡単に導入する方法
では、こういったモバイル決済をできるだけ簡単に導入するには、どうしたらいいのでしょうか?
まず、どの種類のモバイル決済を導入するか選ぶ必要があります。これについては、先程挙げた4種類の中で最も簡単に導入できる方法は、QRコード決済だといえるでしょう。
他の決済方式と比べて、QRコード決済には大きな利点があります。NFC決済や電子マネーのように専用の端末を設置する必要がなく、またキャリア決済のように携帯電話会社各社との個別契約も不要です。
スマートフォンやタブレットにアプリをインストールするだけで利用可能なため、導入コストを最小限に抑えることができます。さらに、1つの決済代行サービスと契約するだけで、複数の決済サービスを一括して導入できる利便性も特徴です。これにより、効率的かつ経済的にモバイル決済システムを店舗に導入することが可能となります。
なお、当社の「サブスクペイ」では、株式会社ユニヴァ・ペイキャストとの取組み強化により、PayPayやd払いで決済いただくことが可能です。また、増加するインバウンド需要に対応してAlipayやWeChat Payでの決済も可能となっております。
モバイル決済の導入は「サブスクペイ」にお任せ!

モバイル端末による決済ニーズがより高まりに対応するために、スマホ決済の最適化を行っている「サブスクペイ」の導入をぜひご検討ください。前述のQRコード決済だけでなく、最適化されたスマホ決済の遷移画面のご用意などによって、コンバージョン率が増加しております。
「サブスクペイ」は、サブスクリプション事業に特化した顧客管理・自動決済サービスです。業界唯一の継続課金システムは、煩わしい毎月の課金日の予約作業・顧客の払い忘れなどによる未入金の回収作業といった業務からご担当者様を解放します。また、決済連動の顧客管理データベースにより、ファンクラブ会員、メール会員、有料コンテンツ会員など、あらゆる会員管理業務に最適な機能を備えたソリューションを提供。利用状況の見える化で単価アップや解約防止に寄与するとともに、顧客属性・行動情報・売上予測の見える化によってネクストアクションの策定・投資判断などにお役立ていただけます。
さらには、業界最安水準の手数料2.65%~、顧客管理と決済処理をひとつのクラウドに集約したことによる間接費の削減により、導入するだけでコストダウンを実現できます。
なお、気になる対応決済手段についても、クレジットカード決済・口座振替・銀行振込・バーチャル口座・コンビニ決済など幅広く搭載。顧客に合わせた柔軟な課金モデルの設計が可能です。決済代行会社の安全なサーバー内に顧客情報を預けて管理するため、導入事業者様の情報管理負担、セキュリティ負担も解消します。
これまで株式会社ROBOT PAYMENTは、決済代行業として20年以上にわたり、決済代行事業を行ってまいりました。サブスクペイは大手から中小、個人事業主まで累計14,000社以上の導入実績があり、年間500億円以上の取引に活用いただいております。決済導入フローについても、審査提出から最短5営業日で稼働が可能です。
オンライン決済の導入やサブスクリプションビジネスにおける顧客管理・課金設計などにお悩みのご担当者様は、株式会社ROBOT PAYMENTの「サブスクペイ」までお気軽にご相談ください。

※一部サービス提供元の運営記事です/PR