NPO法人の資金調達に「クラウドファンディング」を活用しよう
NPO法人の資金調達に「クラウドファンディング」を活用しよう
NPO法人が活動を継続していくためには、資金が必要になります。NPO法人資金調達の方法としては会費や寄附金、補助金や助成金、また事業収入などさまざまな方法があり、それぞれに特徴が異なります。そして、こうしたNPO法人の資金調達方法の一つとして、昨今注目されているのが「クラウドファンディング」です。
NPO法人のクラウドファンディング活用についてお伝えします。
「クラウドファンディング」とは
最近耳にすることの多い「クラウドファンディング」という言葉。これは、「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語です。
具体的には、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を募る活動のことを言い、「ソーシャルファンディング」「マイクロファンディング」などと呼ばれることもあります。
現在クラウドファンディングは、クリエイターや起業家などの資金調達の方法として活用されていて、NPO法人の資金調達方法としても注目されています。また、より多くの投資家から株式を募集する手法としてクラウドファンディングを取り入れる企業もあります。
日本においては、第2次安倍内閣で策定された政策に沿って、リスクマネーの供給強化の手段の一つとしてクラウドファンディングを活用する施策が掲げられ、投資型のクラウドファンディングの規制緩和となる金融商品取引法等の一部改正が行われるなどの動きが見られました。
クラウドファンディングの仕組み
クラウドファンディングは「資金を募るアイデアやプロジェクトを提案する人・組織」と「賛同して出資する群衆」、その両者を引き合わせる「プラットフォーム」によって成り立ちます。
資金を募る人や組織は、プラットフォームとなるウェブサイト上で実現したいアイデアや事業計画を公表し、それに賛同して出資してくれる人を募集します。個人が少額から寄付できるようするのが一般的で、少額出資を幅広く集められるのが特徴です。
クラウドファンディング活用はプラットフォーム選びが重要
現在、日本にもクラウドファンディングのプラットフォームは多数存在し、それぞれに目的や用途が異なります。プラットフォームの特性によって集まる人たち(クラウド)の性質も変わってきます。
NPO法人がクラウドファンディングを活用して資金調達する場合は、それぞれの特性を考慮し、事業内容に合わせたプラットフォームを選ぶのが大切だと言えるでしょう。