知っておきたい!海外送金にかかる手数料のこと

経理

知っておきたい!海外送金にかかる手数料のこと

グローバル化が進む昨今、海外事業展開などで海外への送金を行う必要が生じることも少なくないと思います。

海外送金の場合、国内の銀行振込よりも手数料が高額になります。
一般的な送金手数料だけではなく、両替時の為替手数料や、受け取り側の銀行や中継する銀行へ支払う手数料もかかるためです。

今回は、海外送金の手数料についてお伝えします。

海外送金手数料の種類

海外送金にかかる手数料には、主に以下のものがあります。

・送金手数料
振込の際にかかる手数料です。その金額は、各銀行が独自に設定しています。
国内での振込手数料に比べ、海外送金の手数料は高額に設定されています。

・外国為替手数料
一般的な海外送金では、日本円を米国ドルなどの外貨に両替してから送金します。
海外送金の際の両替レートには、銀行が独自に定めるTTSレート(銀行が顧客に対して外貨を売る時のレート)が適用されます。TTSレートには、一般的に1ドルにつき1円程度の為替手数料が含まれています。

・リフティングチャージ
リフティングチャージは、同じ通貨同士のまま送金する際に発生する手数料です。外国の通貨に両替しないので外国為替手数料がかかりません。

・コルレスチャージ
海外送金では、送金元と送金先の間に中継を行う銀行(コルレス銀行)が入る場合があります。この中継する銀行に支払うのが手数料がコルレスチャージです。

コルレスチャージは事前に確認を

知っておきたい! 海外送金にかかる手数料のこと
海外送金で起こりがちなトラブルに、受け取った金額が実際に送った金額よりも少ないというケースが挙げられます。こうしたトラブルは、コルレスチャージによって起こることが多いようです。

コルレスチャージは、送金時にあらかじめ支払うこともできますが、送金額から自動的に手数料として引かれてしまうこともあるためです。

コルレスチャージが発生するかどうかは、送金先に実際に送金する際に中継が行われるかどうかによるので、サイトや窓口で中継の有無を確認する必要があります。海外送金の際には、あらかじめ確認するようにしたいですね。

取引における海外送金手数料は課税対象?

海外との取引における海外送金の手数料は、消費税の課税対象になるのでしょうか?

これらの海外送金の手数料はすべて「外国為替業務に係る役務の提供」にあたるので、非課税取引になります。
したがって、海外送金の手数料は、支払い側は「課税仕入れ」にはなりません。

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監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。
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