財務分析の基本方法!「実数分析」と「比率分析」の違いとは?

経理

財務分析の基本!「実数分析」と「比率分析」の違いとは?

財務分析は、損益計算書や賃借対照表などの決算書(財務諸表)を用いて、会社の収益性や安全性などを分析することを言います。

財務分析の方法は、大きく2種類に分けることができます。財務諸表の実数をそのまま使用する「実数分析」と、財務諸表の実数から求められる比率によって分析する「比率分析」です。それぞれどういった分析方法なのか、その特徴やメリットなどについてお伝えします。

「実数分析」とは

実数分析は、財務諸表の実際の数値(金額)を用いて分析を行う方法のことを言います。主に以下のような分析を行います。

・売上・利益増減分析
・原価差異分析
・経常収支分析
・キャッシュフロー分析

実際の金額を見て分析を行うため、直感的にわかりやすいのがメリットです。「量」の分析に適した方法だと言えるでしょう。例えば、一定期間での売上高の伸びなどは、実数分析を行うことで直感的に把握することができます。一方で、「質」については実数分析では把握することができません。例えば、売上高に対する利益の効率性などについては実数分析ではわからないのです。

「比率分析」とは

比率分析は、財務諸表のさまざまな数値(金額)の比率を求めて分析を行う方法です。主に以下のような分析があてはまります。

・売上高営業利益率分析
・ROE(株主資本利益率)分析
・ROA(総資本利益率)分析

比率分析のメリットは、実数分析では把握できない「質」の分析ができる点です。比率によって分析を行うことにより、効率性や有効性を確認することができます。また、規模の異なる同業他社との比較など、実数では比較しづらい場合の比較にも比率分析が適しています。その一方で、実際の数値が分からないため、直感的に把握しづらいという面があります。

実数分析と比率分析は性質の異なる分析方法で、どちらが優れているというものではありません。財務分析を行う際には両方の方法を用いるのが基本となることを知っておきましょう。

請求業務の効率化は「請求管理ロボ」にお任せ!

請求管理ロボ」は、毎月の請求業務を最大80%削減する請求管理・債権管理システムです。
請求書の発行送付集金消込催促などの売掛金管理を全て自動化し、人的作業を減らしてミスを防ぐとともに、経理業務の効率化を実現します。

加えて、SFA(販売管理システム)との連携により、自動で行われた請求業務の内容を会計システムに反映させることも可能です。これにより、煩雑なやり取りの削減と企業会計の透明化をサポートし、従業員がコア業務に専念できるようになります。

なお、コンビニ決済、クレジットカード決済、口座振替、銀行振込など、複数の決済手段に対応しているため、企業間取引のみならず、BtoC取引にも活用いただけます。

インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しており、これまでに700社以上の企業に導入され、年間取引請求金額は約2,770億円に上ります。経費の管理や帳簿付け、請求業務にお悩みの企業のご担当者様は、お気軽に「請求管理ロボ」にご相談ください。
 

※一部サービス提供元の運営記事です/PR
監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。
  • 請求管理クラウドサービス「請求管理ロボ」
  • 請求管理ロボ