メールリンク型決済とは?仕組みや種類、導入が適しているケースなども解説

クレジットカード決済

クレジットカード決済の接続方式にもいくつかの種類があり、それぞれに特徴がありますが、なかでも「メールリンク型決済(メールリンク決済)」と呼ばれる接続方式が広く採用されています。
そこで本記事では、メールリンク型決済とはどういったものなのか、メールリンク型決済の仕組みやメリット、メールリンク型決済の種類などについて解説します。

また、「メールリンク型決済(メールリンク決済)」以外の主要な接続方式については、以下で詳しく解説しています。
リンク決済(HTMLリンク方式・リンク型接続)
トークン決済

メールリンク型決済(メールリンク決済)とは

メールリンク型決済(メールリンク決済)とは、お客様にメールで案内した決済用URLを通じて、クレジットカードをはじめオンライン決済が利用できるサービスです。URL決済だけでなく、QRコードの形にしてメール送付し、お客様にQRコード決済を行っていただくことも可能です。
また、SMS(ショートメッセージ)、LINEやX(Twitter)といったSNSなどを用いて、メッセージに決済用のURLを添付して案内を送ることも、メールリンク型決済に含まれます。

メールリンク型決済の仕組み

メールリンク型決済は、送られてきたメールに記載されているURLをエンドユーザーであるお客様がクリックすれば、決済画面に遷移する仕組みになっています。
事業者側としては、普段ご使用のメールに決済用URLを添付するか、導入したメールリンク型決済システム上にある管理画面にお客様情報を入力するなどの方法で利用できる仕組みです。
決済の流れ・仕組みについては、以下の図表もご参照ください。

決済の流れ
(1) 決済用URLを作成し、お客様にメールで案内します。
(2) お客様が受信したメールから、記載されたURLをクリックし、決済フォームに遷移します。
(3) お客様が決済フォームに沿って必要な情報を入力し決済が完了です。

メールリンク型決済のメリット

ここでは、メールリンク型決済のメリットとして3つの例を解説します。

ECサイトやメールサーバがなくても導入可能

メールリンク型決済は、自社でWebサイトやサーバーを持っていなくても導入でき、新たにWebサイトを立ち上げる必要もありません。また、Webサイトを持っていたとしてもショッピングカートの改修や新たなシステムを構築する負担がありません。お客様のメールアドレスと氏名の2つの情報をヒアリングすれば、オンライン決済へ案内することが可能です。

簡単に決済システムが導入できることから、オンラインのキャッシュレス決済にすぐに移行したいといった場合に有用です。例えば、コールセンターで電話注文を受けるのが主なビジネスモデルという事業者の場合でも、メールリンク型決済を導入すれば手軽にオンライン決済に移行できます。

クレジットカード非保持化に対応

メールリンク型決済において、エンドユーザーであるお客様は決済代行会社の決済画面に遷移してからクレジットカード情報を入力するため、事業者はお客様のカード情報を保持することなく取引を完了できます。

クレジットカード決済においては、全ての加盟店はクレジットカード・セキュリティガイドラインへの準拠が求められています。これはクレジット取引セキュリティ対策協議会が定めた指針で、クレジットカードが安心して利用できる環境の整備を進め、セキュリティの確保を求めるものです。
このガイドラインの中に、クレジットカード情報の非保持化への対応があります。メールリンク型決済はクレジットカード情報の非保持化に対応していることから、安全性のアピールポイントになります。

主要な決済手段の一括導入が可能

メールリンク型決済は、主要な決済手段の一括導入が可能な点もメリットです。ECサイトでの決済手段では約7割を占めるとされているクレジットカード決済はもちろんのこと、コンビニ決済、QRコード決済、銀行振込、電子マネー決済にも対応しています。

メールリンク型決済の種類

メールリンク型決済にはEメールを用いたメールリンク型、ショートメッセージを用いたSMS型、マトリックス型二次元コードを用いたQRコード型の3種類があります。

メールリンク型は、Eメールが広く浸透していることから、大抵のお客様に対応可能なことが特徴です。

SMS型は、端末を起動していなくてもメッセージを受信すると待ち受け画面に表示されることから、開封率が高いことが特徴です。

QRコード型は、お客様がQRコードをスマートフォンで読み取れば決済画面に遷移することから、タップする回数の少なく済むことが特徴です。

メールリンク型決済の導入がおすすめなケース

メールリンク型決済は様々なビジネスシーンで活用できます。ここでは、特にメールリンク型決済の導入がおすすめできるケースを以下に3つ解説します。

代金回収業務を効率化させたいケース

メールリンク型決済は、スポーツジム、レンタルオフィス、カルチャースクール等の習い事、学習塾などの月次代金が発生する業態において、代金回収業務を効率化させたいケースに有用です。これらの業態では慣習的に現金による決済が主でしたが、メールリンク型決済を導入することで効率化を図れる余地が大いにあります。
メールリンク型決済を導入するために決済端末を導入する必要もありません。月額料金を変更する場合や追加費用が発生した場合でも、その都度メールを送信すれば請求業務は完了です。

Webサイトに決済機能がないケース

自社のWebサイトに決済機能を加えることに対してセキュリティ上の観点から抵抗を感じるケースでも、メールリンク型決済は有用です。先述のとおり、メールリンク型決済において、エンドユーザーであるお客様は決済代行会社の決済画面に遷移してからクレジットカード情報を入力するため、カード情報が事業者のサイトを通過することはなく、セキュリティリスクを低減できます。

決済金額を柔軟に設定したいケース

メールリンク型決済は予約後や見積もり後に金額が確定するケースでも有用です。例えば季節によって仕入れ量が変動して価格が変わる場合や、引っ越しや旅行ツアーなど利用状況や利用時期に応じて価格が変動する場合にも柔軟に対応できます。
他にも、商品の準備ができてから請求するようなインターバルのある商品販売や、修理・修繕サービスのように注文受付後に金額が決定するビジネスにも適用可能です。

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監修
【監修】藤田 豪人 株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。