執行役員・営業部 部長
一ノ瀬 駿 様
債権管理が杜撰(ずさん)だったと振り返るのは、株式会社カケコムの一ノ瀬さん。気づけば膨れ上がっていた未収金を1年かけて回収しました。原因を解消するため、請求まるなげロボを導入して、債権管理と決済を一本化。当時の状況と導入後の変化についてお話を伺いました。
「カケコム」は、最短当日相談できる弁護士を見つけることができる予約プラットフォームです。従来、弁護士を検索するサービスはありましたが、事務所に電話をかけるところから始まり、事務員と日程調整してからでないと弁護士事務所への訪問・法律相談ができませんでした。
私たちのサービスは、弁護士の空き枠へWebから即時予約することが可能です。相談料も事前に決済ができ、安心の明朗会計。最短当日の二時間半後からオンラインまたは電話で相談できる画期的なサービスです。今後は、法律と技術を組み合わせたリーガルテックサービスを展開していきます。
請求まるなげロボは、「カケコム」に弁護士事務所の情報を掲載する際の月額費用を回収するために利用しています。「カケコム」から発生した相談料に関係なく掲載料は一律で、解約しない限り自動更新となります。
請求まるなげロボを導入する前は、別の請求書発行ツールに加え、クレジットカード決済と口座振替それぞれで決済代行会社を利用していました。決済手段ごとに会社を分けていたため管理が煩雑となり、また、エクセルで債権管理を行っていたことから、抜け漏れや不正を検知する仕組みが弱く、未収金が膨れ上がっていました。
当時の管理方法は、杜撰(ずさん)でした。未収率や回収率を割り出すことがなかったため、現在の経理担当者が入社したタイミングで相当な未収があることが発覚しました。過去を遡ってみるとかなりの期間で未収が発生しており、それらの回収には1年ほどかかりましたね。
催促・督促をするのは弁護士と関わりの深い営業、当時は私がメインで行いましたが、すでにお付き合いが終わっている弁護士事務所への過去分の未収回収の場合は、特に声をかけづらいのが正直なところです。私がカケコムにジョインする前のことを掘り起こす場面もあり、コミュニケーションは苦労しました。
無事に未収金を回収できてからさらに1、2年経ったころ、請求まるなげロボに出会いました。当時のような事態を招いてしまった原因としては、決済代行会社を複数利用していたことと、それに伴い請求・債権管理が煩雑になっていたこと。これらを一本化できるサービスが請求まるなげロボだと感じました。決済手段によって決済代行会社が分かれるのは当然だと思っていたので、もっと早く気づいていれば良かったなと思います。
導入後の素直な感想は、やっぱり“ちゃんと決済・回収できる”ってすごく重要なんだということです。未収で苦労したあの1年があったから、催促する必要がない=無駄な工数が発生しないという効果を感じやすかったのだと思います。決済処理が正常にできていなくても、ROBOT PAYMENTが対応・回収してくれるので、大変助かっています。
当時、エクセルで上手く管理ができなかった状況を振り返ると、債権管理に注力するという思考が足りなかったのだと思います。
会社にいる人間はそれぞれに役割があります。営業する人間にとっては契約・顧客獲得が最も大事であり、どうしても後工程のことがおそろかになります。一方で経理は、営業はできないけれど会社のお金をしっかり管理したい。役割ごとに優先順位が違えば、業務の捉え方に違いが生じるのは想像に難くありません。
現在の経理担当者は、実は所属としては営業部、カスタマーサクセス(CS)を担っています。CSと経理の二足の草鞋を履くことができるのは、請求まるなげロボのおかげです。先述した通り、弁護士への催促は営業がしているので、営業と経理をひとりで完結できているというのは大きな効果だと思います。