取締役副社長 COO
菅 勝英 様
おかげ様で 当社クラウドサービスをご利用頂くユーザ数も増えて、ありがたい限りなのですが、一方で営業事務的作業も増えました。その事務的作業の中で一番負担が大きいものが入金回収業務です。
おそらく、どこの企業でもそうかと思いますが、入金回収業務は時間軸としてはスポットな期間で発生する作業のため、当社でも、それ専属に人を雇うまでもない作業でした。
ただ、スポット的でありますが、業務の効率化を妨げる側面がある事は経営的に頭の抱える問題でした。
「これだ!」という答えがない為、業務改善のポイントが先延ばしになり、ズルズルと時間が過ぎていきました。つまり、増員するのか、それ以外の業務改善策を見つけるのか、経営判断がずっと、つかずにいたのです。(増員すると言っても「人手不足」もあり、簡単な事ではありません)
そんな時、以前よりSalesforce関連の仕事でつながりがあったROBOT PAYMENTさんからオプションの「請求まるなげロボ」サービスをご紹介いただきました。ROBOT PAYMENTさんの「請求管理ロボ」は請求業務の効率化をしてくれるクラウドサービスである事は理解していましたが、請求業務をまるごとアウトソーシングできることは知りませんでした。
「請求まるなげロボ」サービスは、今まで負担に感じていた、請求から集金、督促が一切いらず、請求情報を連携するだけで、すべてお任せでき、あとは決まった日に一括で入金されます。
オンライン上で回収状況を確認できるのも便利です。また、請求の一部だけをお任せすることも可能でしたので、契約することを決めました。
また、当社の事業であるクラウドインテグレーション事業のご請求金額は大きな案件だと数百万から数千万レベルの請求になるのですが、売掛金を保証している点と早期払いで入金される点も、非常に魅力的に感じました。
当社はセールスフォースユーザでありパートナーでありますので、自社の営業支援、販売管理はセールスフォースで行なっていました。
ですので「請求まるなげロボ」を利用するにあたり、セールスフォース上に管理した請求データをそのまま「請求管理ロボ」に連携する事が最大の効率化に繋がりますので、セールスフォースと請求管理ロボを連携するサービスを開発し運用を開始しました。
運用開始してみると、今まで前月分を月初に行っていた入金回収業務は、お客様との連絡を取り合う関係で期間的には1〜2週間かかっていましたが、そちらを丸々なくすことができました。
結果的に、時間的な余裕ができましたので、本来進めるべき営業活動に集中でき、結果的にビジネスのスピード化に繋がり、営業活動の効率化にも繋がったと思います。営業担当、一人一人に、次の営業戦略の検討の時間的余裕が出来た事は会社にとっても大きなアドバンテージになったと思います。
さらに導入前と比較して、特定日に100%の売掛金が遅延なく確実に入金されるので、今後請求が増えたとしても「請求まるなげロボ」に安心して任せることができると思います。
そして、予想以上に良かったのは売掛保証と早期払いの部分です。決まった日に決まった金額が入ってくるので、回収業務に対する社員のストレスも減り、安定して経営の見える化を実現できました。
セールスフォースと連携できたことで、データの正確性も担保できた点も大きなポイントです。
結果的に増員してしまうと簡単に方向転換はできませんが、必要な時に活躍してくれる、まさに当社の社員にように “まるなげロボくん” が、今まで悩んでいた経営課題を解決してくれました。
“請求まるなげロボ”は毎月月末に請求や回収に関して、アナウンスやアドバイスがあり、非常に助かっています。例えば、長期の休みを挟む場合の回収スケジュールなどのアドバイスをくれ安心して委任できます。
今後は、過去に請求を行った企業などを蓄積しておいて、再度取引を再開した時にボタン一つで選択して、アウトソーシングする企業を簡単に選択or除外ができれば、非常に便利になると考えています。バージョンアップを期待するところです。
クラウズ・スパイス株式会社は、2019年2月に20周年を迎え、「ビジネス・クラウドアプリケーションに連携するスパイシーなサービスをもっと市場に供給したい」というビジョンを掲げ、最近、社名をクラウズ・スパイスに変更しました。
事業としては、Salesforceのインフラ上でお客様のシステムを構築するクラウド・インテグレータ事業と、販売管理と勤怠管理などのクラウド・サービス事業を行っています。
更に、今回はセールスフォースと請求管理ロボとを連携するサービスを開発し、自社の業務改善に繋げる共に、お客様にも同サービスをご提案できるようになりました。
実際に数社のお客様への導入が決まっており、今後もスパイシーなクラウドサービスのごて提案に結びつくステップとなりました。