会員サイト構築のメリットとは?おすすめの構築方法もご紹介!
成熟した市場の下で、既存顧客維持の重要性がかつてなく高まっています。既存顧客との関係性を維持し、深めていくための方法は複数ありますが、特定の人だけがサイトを閲覧できる会員サイトの構築もその1つです。
今回は、会員サイトの構築目的やメリット・デメリット、構築方法から構築に向けた注意点までを解説していきます。会員サイトの構築を効率良く進めるための方法も併せて紹介しますので、参考にしてください。
目次
会員サイトとは
さまざまな目的から、自社の会員サイト構築をお考えの担当者の方もいらっしゃることでしょう。ここでは、会員サイトとは何かを3つの視点から解説します。
会員サイトの概要と目的
会員サイトとは、会員登録したユーザー向けのWebサイトのことをいいます。サイトの種類や形態に違いはあるものの、会員との関係性の強化を図り、自社の製品・サービスの追加購入や継続的利用の確度を向上させられる点がメリットです。
企業が会員サイトを構築する目的として、「会員限定の有益情報を提供する際にユーザー独自の悩みや課題を取得して、今後の自社のサービス強化に活かす」「会員同士がコミュニケーションできる場を提供して、自社のファンを獲得・育成する」などが挙げられます。
会員サイトの公開方式は2つある
Webサイトには3つの公開方式があります。ただし、会員サイトではこのうちの誰もがページに自由にアクセスできる「オープンサイト」を除いた、次のどちらかの方式で公開するのが一般的です。
・クローズドサイト
会員登録したユーザーしかアクセスできない完全限定のサイトです。取引相手を一定の条件をクリアした既存顧客に限定でき、価格などの条件がサイトを通じて競合や一般ユーザーに漏れる心配がありません。BtoBサイトや富裕層向けサイトなどで採用されることが多くなっています。
・セミクローズドサイト
一部の情報については非会員でもアクセス可能ですが、商品・サービスの価格を調べたり、注文したりするには会員登録を要するサイトです。例えば、BtoBにおける卸単価を一般消費者に知られたくないけれど、同時に新規開拓も図っていきたい場合などに活用できます。
会員サイトを使ったビジネスモデルの具体例
会員サイトと一口に言っても、種類はさまざまです。業種や目的はもちろん、利用料金の有無やBtoC・BtoBの違いによっても採りうるビジネスモデルは変わってきます。
以下で、3つのビジネスモデルについて解説していきます。
・ツール・コンテンツの販売
会員向けに、動画・音声ファイル・電子書籍などのコンテンツやさまざまなWebツールを販売するモデルです。いずれもネット上で提供が完結するサービスのため、購入後ただちにユーザーが閲覧やサービス利用をでき、配送コストもかかりません。決済機能付きの会員サイトであれば毎月の支払いを自動化でき、代金回収の手間とコストを省けます。
・コミュニティ・ファンクラブの構築
共通の趣味を持ったユーザーが集ってコミュニケーションを楽しんだり、限定グッズやコンサートチケットなどを先行入手できたりするモデルです。BtoCでは、会員同士の関係性の深化に重きが置かれる場になるのが一般的とされています。一方、BtoBでは、顧客情報の獲得はもちろん、競合への情報流出を阻止するためにクローズ度を高めた会員サイトを構築するケースも珍しくありません。
・サブスクサービスの提供
決済機能が付いた会員サイトであれば、サブスクサービス運営の効率化が実現します。支払いの自動化によりユーザー側の買い忘れを防げるだけでなく、提供側も安定した収益の確保に欠かせない代金回収の手間に煩わされる心配が要りません。具体的なモデルとして、消耗品の販売、あるいはスクールや定額制のエステの運営などが挙げられます。
会員サイト構築で期待される3つのメリット
会員サイトは汎用性が高く、うまく活用できれば大きな成果につながります。ここでは、会員サイト構築で期待されるメリットを3つ解説していきます。
顧客との関係性の強化
会員サイトではユーザーを漠然とした「お客様」ではなく、具体的に「〇〇様」として扱います。特別感を与えられることに加え、ユーザーが欲する情報を継続して提供できれば、より一層の関係性の強化を図れるでしょう。
また、ユーザーをファン化できれば商品やサービスを追加・継続購入してもらえる可能性が高まるため、収益の安定化も実現できます。
顧客層の拡大
会員サイトの構築は、顧客層の拡大にもつながります。
まずは新規開拓です。会員にならないとコンテンツやサービスを入手・利用できないとなれば、有益な情報を見たい・知りたい・使いたいと思うリードが会員登録に進むきっかけとなります。
また、クレジットカード決済機能を搭載した会員サイトでは、支払時にユーザーに煩わしさを感じさせる心配がありません。サービス利用の継続を望む既存会員の増加が見込まれるため、確度の高いナーチャリングが実現します。
ファン化したユーザーや既存会員が、家族や友人に会員サイトや自社商品・サービスを紹介してくれれば、認知されていない顧客層に向けて広く訴求する効果も期待できるでしょう。
ブランディング
一昔前であれば、テレビCMに有名タレントを起用できるくらいの予算を確保できないと難しかったブランディングですが、昨今では会員サイトを効果的に活用して成功に至る事例も多く散見されます。会員でなければ得られない特別感や付加価値の提供が、世間に向けた自社や商品・サービスのブランド力をさらに高めることにつながるのです。
会員サイト構築で生じ得るデメリット
メリットが期待できる一方で、デメリットもあります。ここでは、会員サイト構築で生じ得るデメリットを3つの視点でまとめており、対策についても言及しているので参考にしてください。
運用管理の手間が大きい
会員に限るという排他性を根本に持つ会員サイトで新規顧客からの購入につ、セミクローズドサイトにしたり、別サイトを立ち上げて新規会員を募ったりなどの手立てがありますが、オープンサイトに比べれば手間がかかることは否めません。
特にコミュニティの構築に重きを置く会員サイトで会員が増えないと、交流の滞りに嫌気がさした既存会員の離脱リスクが高まります。サイトの継続利用につながるコンテンツの提供や特典の付与などの施策を考えたり、会員からのクレームに対応したりするなど、運用・管理には万全の対策を講じておくことが大切です。
制作費用や管理コストが高額になりやすい
会員サイトでは、制作時に会員登録やログインをスムーズに行える機能の構築やシステム要件の定義付けを行う必要があります。また、管理・運用の際にユーザーごとに対応していかねばならない場面も少なくありません。専門的な知識・技術を備えた人材の確保が必須となり、規模が大きい会員サイトであれば管理担当者を置く必要も出てくるでしょう。
しかし、こうした専門人材については、予算が潤沢な一部の大企業を除けば社内での確保が難しいのが実情です。ノウハウを持つ外部ベンダーの力を借りるのが最もおすすめですが、一般的なWebサイトに比べると制作費用や管理コストはどうしても高くついてしまいます。
情報漏洩のリスクがある
情報漏洩リスクについても留意しておく必要があります。会員サイトで取得する会員情報は個人情報です。万一流出させれば巨額の賠償金や慰謝料を請求されるだけでなく、社会的信用の失墜やブランドイメージの毀損といった、短期間での回復が難しいダメージを受けかねません。
情報漏洩対策は、セキュリティ体制の強化が重要です。自前で会員サイトを構築しているのであれば、不正ログインの防止に向けてサーバのOSを常に最新に保っておきましょう。ログイン時にIDとパスワードに加え、二要素認証を採用するのもおすすめです。さらに、担当者や管理者に対するセキュリティ教育を徹底し、情報漏洩の原因の1つである誤操作などの人為的ミスを極力防ぐよう努めることも大切です。
会員サイトを構築する方法
会員サイトを構築する方法は大きく分けて3つあります。以下で、特徴やメリットを順にご紹介していきます。
ASPサービスを利用する場合
ASPサービスは、インターネット経由でソフトウェアを提供するサービスです。サイト構築が簡単になったり、会員管理のシステム化が図れたりするなどのメリットが期待できます。
最大のメリットは、個人情報を扱う会員サイト運営で欠かせないセキュリティの一切をサービスに任せられることです。ソフトウェアのバージョンアップをサービス側で行うため、自社で対応せずとも最新のセキュリティ対策を講じることが可能です。
ただし、セキュリティの対応状況に関しては各サービスにより異なります。常時SSL化への対応や決済における3Dセキュア2.0、不正検知システム、トークン決済の導入などについて、事前に確認を取っておくと良いでしょう。
CMSを活用する場合
CMS(Content Management System)とは、Webプログラミングの知識要らずで、Webサイトやコンテンツを簡単に作成・編集したり、管理したりできるシステムのことです。
WordPressなどのCMSを既に使っているのであれば、プラグインを使って必要な機能を追加することで、手間なくサイト構築を進められるでしょう。既存システムを活用する仕組みのため、比較的コストがかからないとされるASPサービスよりも、構築費用をさらに抑えることが可能です。
一方、専門知識要らずとは言っても最低限の操作方法は身に着けておかなければならなかったり、テンプレートを使うため制作可能なWebデザインの自由度が低くなったりすることがデメリットとして挙げられます。
また、CMSを使って構築した会員サイトはサイバー攻撃のターゲットになりやすい点にも気を付けましょう。セキュリティレベルの低いCMSで運用すると、自社だけでなく、会員となったユーザーにも深刻な被害を及ぼすことになりかねないため注意が必要です。
スクラッチ開発で行う場合
ASPやCMSを使わずに、ゼロから会員サイトを構築していくスクラッチ開発も検討に値します。特に他社が制作した既存のテンプレートやフレームワークの流用を全く行わない「フルスクラッチ」を採用すれば、完全オーダーメイド型のオリジナリティ溢れるサイト構築も実現可能です。
ただし、作業に時間と手間がかかるため、多くの場合ASPやCMSを活用した場合に比べ開発コストがかさみます。構築するサイトのクオリティに直結するエンジニアやシステム開発会社の力量を事前に推し量るのは簡単でなく、開発着手後のトラブルに発展するケースも少なくありません。
会員サイトを構築する際に考えておくべきこと
昨今は多くの会員サイトが立ち上げられていますが、全てが期待する効果を上げているわけではありません。成功させるには、なぜ会員サイトを構築するのか、自社の会員サイト運営ではどのような機能が必要になるのかなどを明らかにしておく必要があります。
以下で、会員サイトを構築する際に考えておくべきポイントを3つ解説していきます。
必要性を改めて確認する
そもそもなぜ会員サイトでなければならないのか、その必要性を今一度考えてみましょう。構築の際はもちろん、運用時にもかかってくる手間やコストに見合った効果が本当に期待できるか精査する必要があります。
ユーザーに支持される会員サイトにするためには、設計段階で自社のマーケティング戦略における会員サイトの必要性をしっかりと確認しておくことが大切です。
運営目的をはっきりさせておく
ユーザーが利用しやすいサイトの構築に向けては、必要性とともに運営目的をはっきりさせておくことも重要です。両者は密接に関係するため、実際には同時に考慮していくことになるでしょう。
例えば、ユーザーに対する情報発信だけが目的であれば、わざわざ会員サイトを作る必要はありません。メルマガ配信ができるシステムがあれば良く、コスト面でもお得です。一方、会員サイトであれば、情報発信をきっかけにしたコンテンツ販売やサブスクサービスの提供、あるいはコミュニティの創造などを目的としたマーケティング戦略を効率良く進めていけます。
会員サイト運営で必要となる機能を押さえる
会員サイトで何をしたいかによって、必要な機能や最適なサービスもまた変わってきます。自社で構築する会員サイトの運営目的が明らかになったら、次に目的の達成に必要な機能を選定していきましょう。
会員サイトでは、ログイン時にID・パスワードを忘れた場合のリセットや再設定ページへの誘導機能、会員データや問い合わせに対応するシステム、さらには決済機能との連携システムなどの基本的機能・システムの装備が欠かせません。
コンテンツ販売サイトにおけるカート機能の仕様を考えたり、コミュニティサイトであればコメントの投稿とグループ作成機能などとの連携の円滑化を図ったりするのもおすすめです。必要に応じて拡張機能を付加していくことで、ユーザーの利便性の向上と会員管理の効率化が期待できます。
会員サイトはASPサービスを使って構築するのがおすすめ
既に軽く触れたように、会員サイトはASPサービスを使って構築するのがおすすめです。ここでは、ASPサービス活用のメリットや注意点、自社に適したサービスの選び方について解説していきます。
ASPサービスのメリット
ASP(Application Service Provider)は、元々はインターネット経由でサーバ内に格納された各種ソフトウェアを提供する事業者を指す言葉でしたが、今では提供されるサービスそのものをも含んだ意味で使われています。
従来のように利用のために端末ごとにソフトウェアをインストールする必要がないため、ネット環境があれば時間・場所を選ばずアクセスや利用が可能になるメリットがあります。
月額課金での利用が一般的で、ソフトウェアのバージョンアップをサービスにお任せできるのも魅力です。初期費用やランニングコストを削減できるだけでなく、作業負担の手間やセキュリティ不安に煩わされる心配もありません。
ASPサービスの注意点
ASPサービスはインターネットを介してソフトウェアにアクセスする仕組みのため、通信環境により動作の安定性や速度が損なわれる恐れがあります。また、災害やサービス側の事情に起因するトラブルがひとたび発生すれば、長期間サイト運営が滞る事態が起こるかもしれません。
カスタマイズ性に欠ける点にも注意が必要です。多くの企業やユーザーが利用することを前提にシステムが組まれていることから、企業独自のシステムへの作り替えは基本的にできません。また、セキュリティ対策をサービスに委ねられる便利さがある一方で、共有サーバの利用に伴う情報漏えいリスクが少なからずつきまといます。
ASPサービスの選び方
ASPサービスでは運用開始後のカスタマイズに限界があります。サービスを選定する際は、サービスの規格や自社サイトの目的に適った機能が利用できるかを詳細に確認しておくことが大切です。
データ管理やセキュリティ対策を任せられるサービスかどうかの見極めも欠かせません。ベンダーが掲げるセキュリティポリシーをチェックするのはもちろん、サイトで扱う情報の重要度を踏まえ、必要にして十分な安全性の担保が期待できるサービスを選ぶなどの対策は最低限必要でしょう。
最後に、コストが適正かを判断します。機能が多くなればその分料金も高くつくのは、ASPサービスも例外ではありません。使いこなせない機能の付加は割高であるだけでなく、一般に運営管理の非効率や手間を嫌うユーザーの離脱リスクを高めます。
機能性・安全性・費用対効果を総合的に勘案して、自社における会員サイト運営の最適化が見込めるサービスを選ぶことが重要です。
会員サイト構築は「サブスクペイ Professional」にお任せ!

活用の仕方次第で多くの果実が期待できる会員サイトの構築に向けては、メリット・デメリットを正しく理解した上で、自社の運営目的や必要な機能をクリアにしておくことが大切です。構築する方法はいくつかありますが、簡便かつ安全性の高い会員サイト運営を目指すのであれば、「サブスクペイ Professional」の導入をご検討ください。
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※一部サービス提供元の運営記事です/PR

2019年当社に入社、執行役員に就任。
当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。
現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。