10年後に経理部消滅?経理業務自動化の波の現実を見よ!

2024年9月1日

これまではある一部の労働分野だけだと思われていた自動化やクラウド化ですが、その広がりは急速に進んでいます。
現状ではソフトをインストールして経理作業をやっている企業もまだまだ多いですが、
10年後には「あの頃はCD―ROMとか使ってたね」と笑って思い返すような経理の現場になっているかもしれません。

いえ、それは、もしも10年後に経理という業務が人間の手に残されていたら、という仮定での話です。
近い未来に自動化が進み、経理業務で人間がやることがなくなる可能性は、どうやら現実味を帯びている模様です。
自動化が加速した場合の経理現場の予想と、その鍵を握るRPAとは何かについて、わかりやすくお伝えしていきます。

1.未来の経理現場はどうなっている?現状から予測してみました!

経理業務とひと言で言っても、記帳・支払いなどの日常的なもの、毎月の給与計算・決算報告書作成から、
年末調整や税務手続きなど年中行事的なものまで幅広く、一つ一つが煩雑ですが、いま現在、この経理業務をクラウド利用によって自動化させている企業は、増加の一途を辿っています。
さらに会計ソフトと連動しているサービスの利用により、自動化できる領域はどんどん広がりを見せているのです。

ただ、未来の自動化は、さらに未知の領域に入っていきそうと言えます。
「機械学習」という名の反復学習によって、過去の膨大なデータから未来を予測できる人工知能(AI)は、
最初に仕訳の方法さえ教えれば、あらゆる経理業務を自ら学習していくことが可能です。

人工知能を使った経理業務は、プログラミングを必要とするクラウド経理とは、また一線を画していくでしょう。
形式も種類も異なる莫大なデータを休みなく処理し、ミスやエラーに対しても自動的かつ柔軟に対応してくれるはずです。
ポイントは始めだけ教育してあげること。
あとは、まさしく人間の代わりとなって、帳簿のチェックはもとより、情報処理からデータ分析まですべて自動的に行うというわけです。

自ら集積して整理したデータをもとに、自動で決算書を作るのであれば、不正や改ざんは起こりえず(それを学習させれば別ですが)、
監査に必要な「完璧な資料」作成などはできているのが当たり前。
もしかすると、監査対応という言葉自体もなくなるかもしれません。

本来バックオフィスが担うべき経理・会計業務は何でも人工知能が自動で進めていくことから、人間は営業や生産部門などのクリエイティブな業務に集中することができます。
もしも経理部に人間が必要だとしても、目視でチェックする役が1人いれば十分といったところかもしれません。
工場の生産ラインと同じことが経理の現場でも起ころうとしているのです。
つまり、プログラミングされたことだけに対応する、現在主流の自動化よりもさらに上を行く自動化が、人間に経理業務をさせない状況をもたらすということになります。

経理部どころか、バックオフィス的業務は、人工知能がすべてを一括して行うようになる日が、近い将来やってくるかもしれませんね。

2.経理業務自動化のキーワード「RPA」って何?

近頃よく目にする「RPA」なる言葉、これは「Robotic Process Automation」の略で、ロボットによる業務の自動化を意味しています。
ロボットと言っても、昭和の映画に出てくるようないわゆる人型ロボットというわけではなく、単にソフトウエアと理解しておいた方が良さそうです。

RPAは、仮想知的労働者などとも言い換えられる、凄い「人」。
人間の知能がコンピューターで再現されたAIを搭載しているのですから、まさしく人間の代わりにあらゆる労働を担う存在です。
現在は、工場などのライン生産の現場で活躍しているのですが、その活躍はいわゆるホワイトカラー業務にもどんどん広がっています。

コミュニケーションやクリエイティブな発想が必要な業務以外の、比較的単純な事務処理仕事などはお手のものなので、
今よりもなお深刻になる今後の超高齢化社会における人手不足を一気に解消するかもしれない希望の星と言えます。

情報管理やデータ処理能力は量・質ともに人間をはるかに凌駕していますが、ディープラーニングによってプログラミングも不要になったRPAなら、
物事を理解して判断していくためフレキシビリティも高いうえ、急な休みも退職もありません。
結局は人の手に頼るアウトソーシングとはここが決定的に違います。
どれだけ人を採用して仕事を教えても、すぐに辞められてしまうという人事の悩みも解決できるのです。

請求業務の効率化は「請求管理ロボ」にお任せ!

請求管理ロボ」は、毎月の請求業務を最大80%削減する請求管理・債権管理システムです。請求書の発行送付集金消込催促などの売掛金管理を全て自動化し、人的作業を減らしてミスを防ぐとともに、経理業務の効率化を実現します。

加えて、SFA(販売管理システム)との連携により、自動で行われた請求業務の内容を会計システムに反映させることも可能です。これにより、煩雑なやり取りの削減と企業会計の透明化をサポートし、従業員がコア業務に専念できるようになります。

なお、コンビニ決済、クレジットカード決済、口座振替、銀行振込など、複数の決済手段に対応しているため、企業間取引のみならず、BtoC取引にも活用いただけます。

インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しており、これまでに700社以上の企業に導入され、年間取引請求金額は約2,770億円に上ります。経費の管理や帳簿付け、請求業務にお悩みの企業のご担当者様は、お気軽に「請求管理ロボ」にご相談ください。